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INTERVIEW 先輩社員紹介

塗装の最大の山場は、塗装する前に訪れる。

整備士塗装
出口 和明Kazuaki Deguchi
入社8年目

塗る作業はインドア。
でも快晴の日にしかできない仕事がある。

クルマの塗装では、車種ごとの特性を理解していることが、とても重要になります。
たとえば、輸入した新車のカスタムを行う場合、カスタムの企画と設計をした社長やデザイナーからカラーのイメージが指示されます。
そのイメージに合わせて、さまざまな塗料をブレンドして、イメージに合致する色味を出すのですが、これがとても難しいんです。
車種ごとに異なる大きさやフォルムを考慮しながら、板金塗装30年の経験と勘で最適なブレンドをしています。
しかも、実は天気もとても重要です。
塗料のブレンドは、色味を正確に感じるために、天日の下で行う必要があります。
そのため快晴の日じゃないとブレンドできないんです。
しかも、ひとことに黒と言っても、わずかに発色の異なる黒色が何種類もあります。
繊細さと職人としての経験と勘が求められる仕事です。

職人歴30年の経験と技術を惜しみなく伝授します。

私のいまの課題は、後進を育てることです。
お伝えしたように、私たち職人の仕事には、繊細さと経験と勘が求められます。
これらは、すぐに身につくものではありません。
はっきり言って最初から一人前に仕事をこなすのは難しいです。
だから私は、若い職人を長い目で見守りながら育てていきたいと考えています。

塗装の作業では、塗料を塗る前の下地の処理が非常に重要です。
ボディーの表面にあるミクロ単位の凹凸をフラットに整えて、サビ止めを均一の厚さで塗る必要があります。
これをきちんと処理していないと、塗装してもすぐに傷んでしまいます。

コツをつかむまで時間が掛かるかもしれませんが、少しずつでもできることが増えていくと自信がつきます。
そのために30年の経験と技術を惜しみなく伝授していきます。

自分が塗装したクルマが走っている姿を見ると、大きなやりがいを感じます。
その醍醐味を、ぜひ味わってほしいですね。